ミラノからベネチアへ高速列車・ESスターで移動です。
初めての列車なので、ちゃんと乗れるかドキドキです。
電光掲示板で自分が乗る列車のホーム番号を確認します。
ちなみにホームは24番線まであります。
9時05分発の列車ですが、20分前でもまだ何番ホームかが発表されていません。
私達の列車が入ってきました☆ ものすごく長~いです。
この列車でいいのかちょっと自信がないし、
自分達が乗るのがどの号車かも聞きたかったので
列車の横いた車掌さんらしき人に、
『 ボンジョルノ! スクーズィ 』と声をかけてチケットを見せると指をさして教えてくれました。
グラッツィエ (^^)/
…と乗ると、こんな車内です。
1等車は、1対1で向かい合う座席と、2対2で向かい合う座席に分かれていました。
私達は2対2の方の座席で、テーブルを囲んで4人で座っています。
ダンナさまの隣はイタリア人の女性で、私の隣はダンディーなおじいちゃまで、
素敵な相席にワクワクです。
発車して少ししたら、ドリンクとおやつとおしぼりのサービスが来ました。
『 何を飲む? スナックとビスケットとどっちがいい?』 と聞かれたようなので
コーヒーとビスケットにしました☆
車窓の景色を見ていると、テレビの【世界の車窓】のテーマソング♪が聞こえてきそうです。
すごい高速で過ぎていきますが。
ミラノから2時間半ほどで、
いよいよ、ベネチア本島へと渡ります。
窓の下は海!
イタリア本土 と ベネチア本島を結ぶ線路4㎞が、海の上を走っています。
ベネチアが見えてきました~!
ベネチア到着です。
駅から外に出ると、目の前は運河です。
駅前の通りを左に少し行った所のホテルなので、
ガタガタ石畳の移動が短くて楽でした。
お天気が怪しいけれど、早速観光です。
橋の欄干には鍵がいぱい。
インド系の物売りの人が 『鍵はいかが?』 と勧めてきました。
狭い通りから小さな広場に出ると・・・・
(@_@) 斜塔???! 思わず二度見をしました。
目の錯覚? いや! 塔が傾いています!
今回の旅で、ピサの斜塔に行く時間がないので、この斜塔で満足です(^.^)/
パラパラと降りだしていた雨がどしゃ降りになってきて、
景色を見る余裕もなくなってしまいました。
3時過ぎという中途半端な時間だったけれど、昼食がまだだったし、
とにかく雨から避難したくて、近くにあるレストランに入ることにしました。
ベネチアの食事は期待はずれのお店も多いと聞いていたので、
なんの情報もなく入るのはちょっと不安でした。
でも、雨がひどくて、さらに、この日は月曜日で定休日の所が多くてお店が開いていない…。
そんな中、『ここに入ったらいいよ』と言わんばかりに目の前にレストランが開いていたので
入ってみました。
スパゲッティを食べたくて、またまたイタリア語のメニューとにらめっこをしましたが、
よくわからず (・・?
するとウェイターさんが来て、いろいろアドバイスをしてくれているのですが、
イタリア語なのでまったく聞き取れない…。
でも、一生懸命に伝えてくれている言葉の中に、ちらほら英単語らしき聞き取れる言葉が!
『ロブスター・・・・』 と 『ブラック・・・・』 それが美味しいよ!と言っている様子です。
たぶん、ロブスターのパスタと、イカスミのパスタじゃないかな?と思い、それにしてみました。
いったいどんなものがくるんだろう?とドキドキ
これがロブスターのパスタで、ロブスターの旨味とあっさりした味で美味しかったです。
でも…、ロブスターの身を食べるのに、手がベタベタの真っ赤になってしまいました(^^ゞ
これが、ブラックの方で、やっぱりイカスミのパスタでした。
麺が太短くクネクネしていて、もっちもちの食感で、シーフードの旨味がいっぱいの
とても美味しい味でした。
そして、エスプレッソ。 ちっちゃいです!
イタリアに来て困ったことは、エスプレッソの飲み方がわからない…ということ。(^^ゞ
とにかくちっちゃくて、おちょこ一杯分?
なので、一口で一気にコクっと飲むのか…、ちびちびと舐めるように飲むのか…悩みましたが
もったいないので少~しずつ味わっていただきました。
お店によっては、砂糖が数袋も付いてくるところもあるのですが、私はずっとブラックで。
帰国後に知ったのですが、イタリアのエスプレッソは、こんな小さなカップに
砂糖をたっぷりと(スプーン3杯程)入れて飲み、溶け残った砂糖はスプーンですくって食べる
のですね。 ビックリです!
突然入ったレストランでも美味しかったから満足です☆
お腹も満たされて、身体も温まったので、また出発。
しばらくはドシャ降りで写真もとれずでしたが、徐々に雨が上がってきました。
カッコいいゴンドリエーレさん達もカッパを着ています。
風船の形のベネチアンガラスがすごく可愛い~。
ため息橋
囚人が投獄される時に渡った橋で、
独房に入れられる前に窓の外に見える美しいヴェネツィアの景色を最後に見て
囚人がため息をつくというところから、ため息橋だそうです。
とにかく細い路地が無限にあります。
ここも細い道ですが、これでも駅に向かうための幹線道路?です。
Google map はこんな細い道も表示して案内していたので驚きでした。
【 PORIZIA 】 ベネチアは車がないので警察も救急車も水上です。
運河のむこうの横長の建物が、ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅 です。
やっとホテルに帰って、よく見たら私の部屋の前にはラファエロの天使の絵が飾ってありました。
大好きなので嬉しいです。
どうか明日は晴れますように☆と願いました。
つづく…