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不思議なできごと~NYにて

アメリカでの前世療法の研修の時、不思議なことがありました。
 
 
5日間の研修の途中の3日目に、みんなが二人一組になって、

その場で前世療法を行ないました。
 
私は、同じ日本から来た男性のセラピストから

“今気づくべきメッセージのある前世へ戻るように”と誘導してもらいました。

 
そこで私の中に浮かんできたイメージが…、

 
子供時代、オランダのような国(?服がそんな感じ)の田舎の方で暮らしていました。
 
家族は、ワンマンなお父さん、優しいお母さん、歳の離れたお兄ちゃんで、

すぐ近所にあまり家はなく、歳の近い子供もいなく、自分の周りには大人ばかりで

ちょっと寂しい感じでした。


名前は、『メルちゃん。でも本当の名前はメルじゃないけど、みんなが愛称でメルと

呼ぶの』という言葉が出てきました。

白い小さな犬を飼っていて、犬がお友達でした。


成長していくなかで私は“街の方に行ってみたいな”と思っていても、お父さんの言い

付けどおりに村から出ず、ずっとその家で暮らしていました。


でも、お父さんが亡くなった後、村を出ました。(25歳ごろ?) 
 
そして、出会って結婚したのが、“ボブ”という名前の男性でした。
 
 
ボブは、私よりずっと年上で、ジルバーグレーのヒゲを口の周りにモジャモジャと
 
生やしていました。
 
 
ボブは穏やかな人で頭が良く、いつもよく本を読んでいました。

でも、私は、もっとボブといろいろお話をしたり、私が育てている庭のお花を一緒に

見たりして過ごしたいな…と思っていました。

ボブと私には子供がいませんでした。
 
でも、ボブと結婚した優しく穏やかな生活をとても幸せに思っていて、

“もっと早く出会いたかった…、もっと早く村を出て来ればよかった”とも

思っていました。
 
  

……という前世を見ました。

そこで与えられた時間が短かったため、ざっくりとした大まかな前世療法では

ありましたが、私はいろいろな感情を感じ、今の自分に必要な気づきを得て、

涙をポロポロ流していました。
 

 
そしてその日は何事もなく過ぎ、
 
次の日の研修の途中の休み時間に、私がボ―ッと座っていると、
 
前方に立っている男性の名札が目に入ってきて、
 
そこには、『BOB』 と書いてありました。
 
私は、“わ~!あの人、ボブっていうんだ!”と驚き、顔を見ると… 
 
なんと、ヒゲモジャなのです!
 
すごくびっくりして、前日に前世療法をしてくれたセラピストに「あの人見て!

昨日見た私の前世の旦那さんと、名前もヒゲも一緒!」と伝え、二人で驚きました。
 
 
でもそのボブさんとは、話しをすることも、目を合わせることもなく過ぎました。 
 
 
そして、5日間の研修が終わり…、
 
みんながワイス博士を囲んでいたり、写真を撮ったり、話しをしたりしている時に
 
ふと気が付くと、私の横にボブさんがいて、とても優しい顔をして、
 
私の顔をジ~~ッと見ているのです。
 
“あ!ボブさんだ!”と思いつつも、話した事がないので、

ただ「ハ~イ!(^_^)」と笑顔を交わしただけにしました。
 
 
でもボブさんは、ずっと私をジ~~ッと見ているのです。
 
 
至近距離でそんなに見つめられた事がないので、“ど‥ど‥どうしよう!(^^ゞ”と 
 
内心焦っていると、ボブさんが何かを話しかけてきました。
 
 
でも、スラスラ早くてよくわからず…、
 
周りにいた、英語が堪能な仲間のセラピストに「なんて言ってるの?」と

通訳してもらいました。
 

すると…、「今回、ここに君がいてくれて僕は本当によかったよ!」と言っている

というのです。 
 

?????どうして!?どういう意味なんだろう?と思いつつ、
 
優しく微笑んで私を見続けているボブさんに思い切って、 
 
 
『先日、私がここで見た前世の旦那さんがボブという人で、ヒゲがモジャモジャ

だったのよ』と伝えることにしました。 

 
するとボブさんは、「僕も君の瞳の奥に何かを感じていたんだよ」と言いました。


“え~~!!”と照れながらも、何か不思議な嬉しい気持ちになり、

ボブさんとハグをして一緒に写真を撮りました。
 
 
  
ボブさんは、アメリカで代替療法を取り入れた医療をされているドクターだそうです。
 
IMG_0182%20%282%29bob1.jpg
 
その二日後、ニューヨーク観光も終え、帰国の飛行機の中…
 
ふとボブさんのことを思い出しました。

“今頃何をされているのだろう?”と…。 
 
 
すると、ボブさんが私に言ってくれた言葉も思い出されてきました。
 

『今回、ここに君がいてくれて僕は本当によかったよ!』…… 

 
☆なんて素敵な言葉なんだろう。
 
 
私は、ボブさんに何かをしてあげたわけではない…、

何か良いことを言ってあげたわけでもないし…、
 
ボブさんのために出かけたわけでもない…。
 
ただ、そこにいるだけで‥「よかった」 と言ってくれたその言葉の素晴らしさが
 
どんどん私の心に染み渡ってきて、涙がポロポロ溢れ出しました。
 
 
今までそんなことを言ってもらったことがあっただろうか…

なんの条件もなく‥ただ存在するだけで‥喜んでくれる‥
 
 
そう思ったら、なぜか “私生きていてよかった。存在していていいんだ”という感情

が心の底から湧いてきて、なんだか嬉しくて涙が止まらなくなってしまいました。(^^ゞ

“ボブさん、どうか健康で楽しく長生きしてくださいね☆”と祈りながら、
 
心強い感情が湧いてきました。 
 

 
遠いアメリカに住んでいるボブさん。
 
この先、この人生でまた会えるかどうかわからないけれど、
 
とても広い地球上で繋がっているようで、心が温かくなります。
 

 
前世療法で見た旦那さんのボブと、その研修にいたボブさんに何かのつながりが

あるのかどうかはわかりません。


でも、そこでの前世療法がきっかけで、新たなとても温かい思いを深く感じさせて

いただけたことや、その大きな意味のあるメッセージをくれたボブさんに

心から感謝をします。  
 
ありがとうございます。

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2008年12月07日 15:02に投稿されたエントリーのページです。

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