« クライアントさまからのメール(26) | メイン | クライアントさまからのメール(27) »

こころのケアをすることは…

以前、あるひとりの人からこんな質問をされたことがあります。
 
  
「カウンセリングや催眠療法を受けたり、ウツになったり心が弱い人って、見るからに独特な
感じの人なんでしょ?」 と………
 
  
この言葉が、私はとても悲しかった。

それは、大きな間違い。

勝手な偏見。
 
 
むしろ、みんな純粋で素敵な方ばかり。
 
  
自分の人生をより良くしよう~ 心を楽にしよう~ もっとポジティブに変わりたい~と

自分の内面と向き合う人達。 

    
自分が一番疲れていたり…傷ついているのに…我慢をして頑張ってきたり

自分はわがままなのではないか…おかしいのだろうか…と自分を責めてしまったり

優しい人達。
 
 
辛さを隠して、一生懸命に普通に振舞って頑張っている人もいる。

 
 
たとえば、… “自分がひとを傷つけたり苦しめていることや、偏っていることにまったく気づかず、

自分は正しいと思い込んでいる人” とはまったく違う、

自分のこころと向き合える人達。
 
 
私は、それを素晴らしいことだと思う。
 
  
心…目に見えない部分だからこそ、わかりにくかったりする。

でも、その心に目を向けて、バランスを整えようとすることは、とても素敵なことだと思う。
 
 

体にケガをしたり、病気になった時、薬を塗ったり、飲んだり、シップをしたり、安静にしたり、

手当てをする。

そしてその状態に応じて、病院に行く。 
 
 
あるいは、体が疲れている時、マッサージに行ったり、整体にいったりする。

お肌を綺麗にしたい時や体のケアをしたい時、エステに行ったりもする。

髪の毛だって、痛んできたらトリートメントをしたりする。
 
 
  
心もそれと同じだと思う。

心が疲れたり病んだとき、それをケアする必要があると思う。

アメリカやイギリスなどでは、心のケアをすることは、普通のこととして行なわれている。

でもなぜか日本は、心のことになると、“恥ずかしいこと、我慢をするべき、情けない”など

偏見が出てくる。

 
心も体と同じで、疲れたり、傷ついたりする。

むしろ、心と身体がつながっていて、心が疲れることで身体に影響が出るということは、

もう広く知られてきているはずなのに。
 
 

心のケアの仕方は人それぞれ。

誰かに聞いてもらうだけですっきりする人もいれば、

ひとりでいっぱい泣いて元気になる人、

気持ちを上手く切り替えられる人、

どこかに出かけて解消する人、………それぞれ。 
 
 
それでも、心の状態によっては、なかなか元気になれなかったり、思うようにいかない場合もある。 
 
 
 
そんな時に、セラピーなどを受けることは、有効なひとつの方法だと思う。
 
 
 
恥ずかしいことでも、情けない事でもなく、自分の心のケアをするという素敵なことだと思う。
 
 
 
そして、自分が心と向き合おうとした時、潜在意識はそれにきちんと応えてくれる。

自分に必要なことや解放するべきことをいろんなイメージで伝えてきてくれる。

セラピーの仕事をさせていただいていて、それにいつも感動する。
 
 
 
小さい頃からの感情の積み重ねを解放するように出してくる場合、

傷ついたひとつの大きな出来事を解放させようと出してくる場合、

前世の自分から何かを気づかせようと伝えてくる場合、

自分の本質を何かのイメージで伝えてくる場合……などなど、それぞれで。
 
 
 
自分が手放すべきものを一気に解放する人もいれば、少しづつ…一歩づつ…心が出してくる

ペースで進む人もいる。
 
 
それも人それぞれ。

ロボットではない、心がある人間だからこそ、マニュアルや正解などない、それぞれの環境や

個性やペース、心の状態がある。
 
 
心が傷ついたり疲れていれば、寂しさや怒り、悲しさ、不安がわいてきてあたりまえだと思う。

それは、心が生きていて、何かに反応をしている証拠。
 
 
 
こんな風になりたい☆こんな幸せに向いたい☆と前へ進めれば素敵なことだと思う。
 
 
辛いことから逃げて、感情のスイッチを切って、自分や人の心がわからなくならないように…

楽しいこと、嬉しいこと、幸せなこと、悲しいこと、辛いこと、をありのままに感じて自然に幸せに

生きられるように進んでいければ素敵だと思う。
 
 
 
そうなりたいと自分の心に目を向けた時点で、もう一歩は進んでいる。
 
 
 
何かを学ぶために生まれてきたのだから、難しい状況にある人こそ、大きな学びにチャレンジ中

なのだと思う。
 
 
そしてそれを乗り越えられるからこそ、学ぶために生まれてきたのだろう。
 
 
 
偏見などなく、みんなそれぞれに学んで成長していけば素敵だと思う。(*^_^*) 

About

2008年07月28日 13:05に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「クライアントさまからのメール(26)」です。

次の投稿は「クライアントさまからのメール(27)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。