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病気とも闘う心の力☆ソマティックヒーリング

3月2日、3日と東京の日本ホリスティックアカデミー主催のソマティックヒーリング
ワークショップに参加してきました。

講義は、村井 啓一氏(日本ホリスティックアカデミー代表、ヒプノインストラクター)と
萩原 優氏(医師、聖マリアンナ医科大学客員教授、医学博士) によって行なわれ
とても勉強になる素晴らしいものでした。

ソマティックヒーリング(体細胞療法)とは、『身体の状態は、不調でも快適な状態でも
すべてその人に対するメッセージである』という仮説に基づいて、催眠状態で潜在意
識の力を利用して行ないます。

*身体の不調部分と対話をして向き合い、その不調の原因や目的を知る
*身体のエネルギーの調整を行なう
*患部をいろいろなイメージによって追い出し、新しいイメージを入れていく
*自分の中にいる、内なるドクター又はヒーラーと出会いアドバイスを受ける
*安全で快適な手術を受けるイメージや癒されていくイメージなどを行っていく
…というものです。

潜在意識の力はものすごく大きな力を持っていて、自分自身の心や身体のことを
とてもよく知っています。
普段の意識で気づいていないことでも、潜在意識に問いかけていけばいろいろな事
を知っています。

私自身も以前から“ストレスによって病気や痛みなどの不調を作り出すことがある
のであれば、逆に、“心を癒していくことでその不調も何らかの改善に向うのでは
ないか”と考えていたので、ソマティックヒーリングはとても腑に落ちるものでした。

イメージの力を使った療法には、【サイモント療法】というのがあります。

アメリカの医師のカール・サイモント博士が考案し実践し成果をあげている治療法で

ガン細胞を消滅させていくイメージの力と、自分が健康になっていく…なっていって
いるといういろいろなイメージや暗示を繰り返すことによって、ガンの進行が止まっ
たり、ガン細胞がなくなっていったりしていく、というものです。

実際に159人の末期ガン患者の方々にこの治療を試してもらったところ、約1割に
あたる14人の方のガン細胞が消滅し、29人の方の病状が安定したという報告が
されています。

ストレスが身体に及ぼす影響はもうすでに広く知られていますが、確かに心と身体
はつながっています。

過去に受けた心の傷や感情が体に蓄積されて、不調や病気が生じていることもあ
るので、その心の傷や感情を取り除くことで、心と身体を楽にできることがあるので
す。

☆ソマティックヒーリングの講義の中で、実践練習がありました。

被験者の方に寝転んでいただき、数人で囲んで見守り、その方の心の声に耳を傾
け、その方の望むように身体を動かしたり、手を当ててあげたり、愛情のこもった声
をかけてあげていくと、その方の体温がどんどん上がっていくのが伝わってきました。

そしてさらに、「背中に手を当ててほしい」というこで、手を当ててみると、背中が
とてもカチカチなので驚きました。
そのまま、手を当てて言葉をかけていると、私自身の手が自分でもびっくりする
くらいどんどん熱くなっていき、その方が「背中がとても熱い」と感じ始めると、背中
がだんだん温かく柔らかくなっていきました。
そしてその方は、感情が自然にあふれ出し、たくさんの涙を流されて、とてもすばら
しい癒しの涙でした。
私も涙があふれていました。

私には、特別な力があるわけでもなく、ただその方に寄り添っていくうちに、“癒され
たい”というその方の思いに、私もみんなも潜在意識がつながって反応し合ったのだ
と思います。

もう一人の被験者の方は、糖尿病のために身体が硬くなっていて歩行が辛いという
ことでしたが、セラピーを行っていくうちに、だんだんと脚や股関節が柔らかくなって
いき、グルグルと軽く動かせるようになっていったのです。

心の力を目の当たりにさせていただいた瞬間でした。

日本ではまだまだ、心の力や癒しを利用することが少ないです。
我慢が美徳だったり、涙は見せるな!という傾向があり、そのために
心が抑圧されていることがあります。
もっと心の大切さに気づけていければいいなと思います。

そして、この素晴らしいソマティックヒーリングをしっかり習得していきたいと心から
思います。
(近々モニターをしてくださる方々、お世話になります。どうぞよろしくお願いしま
す(^^ゞ )

興味のある方は、日本ホリスティックアカデミーの顧問でもある、萩原医師のブログ
(3月7日)をご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/ihatovoclinic/

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2008年03月12日 11:31に投稿されたエントリーのページです。

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