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夢と潜在意識 (深層心理)

眠っている時に見る夢は、潜在意識とつながっています。

その潜在意識は、“感情、感覚、記憶、想像”の分野の力を持っているので

夢はその時の心の中(深層心理)の状態が表れます。


気になっていることが夢に出てきたり…、気にしているつもりはないのに

潜在意識の中に溜まっている願望や欲求や抑圧が、物語となって表れたり、

何かの象徴する形となって表れたりします。


私自身、今の仕事をするずっと以前のウツになるもっと前のことですが…、

気分が重くなるような夢をよく見ていました。

その頃は、家庭、子育て、仕事、人間関係などいろんなことを抱え込んでいて

頑張っている頃でした。


その時に見た夢は、不思議なとがった峠を一生懸命に越えて、後ろを振り返

ると、もう今来た道にはとても戻れる状態ではなく戸惑っている夢や…、

体育館のような場所にいろんな人がいて、なぜか自分だけが真っ裸で困って

いたり…、自分を傷つけた人に対してひょんなことから、今まで言ったことも

ないようなことを怒鳴ってしまったり…、など、不安になったり、困ったり、焦っ

たりするような夢を見ていました。


その時は、“どうしてこんな夢をみるのだろう…”とよくわかりませんでしたが、

相当ストレスや抑圧を我慢していたのだと思います。


そういえば、私は高校生の時に、バレーボールを途中で断念したのですが、

無念で仕方がなかったせいか、その後何年もの間、バレーボールを練習して

いる夢を時々見ていました。

バレーボールを止めてから9年後にまたバレーをさせていただく機会に恵まれ

たのですが、不思議なことに高校生の頃よりもうまくなっていたのです。

9年間のブランクを感じないどころではなく、一瞬一瞬が昔よりスローに感じ、

いろいろな判断に余裕が持て、やりたいことがイメージに近くできるようになっ

ていたのです。

その頃は理由がわかりませんでしたが、私が見ていたバレーボールの練習の

夢は、まさに、潜在意識の中でのイメージトレーニングになっていたのです。

知らないうちに、潜在意識の中に、練習でできたイメージがしっかり組み込まれ

ていたので、自然とうまくできるようになっていたのだと思います。

これには自分でも驚きました。


それから21歳のころ、私は偏頭痛の症状があり、何度か病院に行き、診察や

検査を受けましたが、特に原因は見つからず、担当の先生は「鎮痛剤を出して

おきますから、痛くなったら飲んでください」ということでした。

その頃私は会社勤めをしていたのですが、夜見る夢は、“会社にいるときと同

じようにデスクワークをし、人間関係に気をつかっている夢”を毎晩のように見

ていて、朝起きるとグッタリ疲れていたのです。

そのまま仕事に行って疲れ…家に帰って夢の中で疲れ…という状態がとても

嫌でした。

なので、先生に思いきって夢で疲れる話をしてみたのですが、返ってきた答え

が「フッ…夢ぐらい誰でも見ますよ」 ということだけでした。

私は軽く笑われたことが恥ずかしく、そのまま帰ってきたのですが…、

あの時に先生が心の状態に気づいてくれて、それまでに溜まった抑圧やスト

レスを解放できるすべがあったら、その後の私の感情や行動は違っていて

人生も今とは違っていたんだろうなと思います。(^^ゞ


(*^_^*)でも、子供の頃からも含め、その頃の自分があったからこそ、今のこの

セラピーの仕事と出会うことができたので、結果オーライだと思います☆

今では、恐い夢や寂しい夢、不安な夢などは見ないので安心して眠れます。

時々、愛犬パグのりんごちゃんがお昼寝をしながら夢を見ているようで…、

ピクピク動きながら、モゴモゴ小さな声でワンワンと寝言を言っています。

どんな夢をみているのだろう~(*^_^*)

楽しい夢だといいな☆

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2008年02月26日 13:52に投稿されたエントリーのページです。

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