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おもしろい催眠の誤解

催眠療法を受けに来てくださった方とのお話の中で、催眠についての誤解で、笑い話になることがよくあります。

例えば… 『実は私、友達に、“催眠療法を受けに行くの”と伝えたら、すごく心配されて、“大丈夫?!催眠をかけられて財布を盗られたり、変な事をされたりしない?!” と言われてきたんです』と。
     ☆でも、催眠療法を受けた後なので、催眠中は意識がきちんとあったことや、全部覚えてい
     るので、私が何か変なことをするということがあり得ないのがわかったので、そのお話をしな
     がら、大笑いになります。

例えば… 『催眠状態になって意識が戻らなくなると心配だったので、終了予定の時間になったら携帯に電話してね、と知人に頼んできてしまって…』と。
    ☆(*^_^*)確かに、セラピーが延長していると、携帯のバイブがブ~ブ~鳴っていましたね!
    催眠が覚めなくなるということはあり得なくて、15分も何も問いかけずにいたら、自然に覚 めて
    しまいます。

例えば… 『実は、催眠に対して半信半疑で、“私は催眠に入れないだろう”と思っていたんです。でも段々身体の力が抜けてリラックスしてきて、いろいろなイメージが浮かんできて不思議でした』と。
    ☆まだ催眠に誘導していなくて、私が普通にお話をしている段階で、すでに目がトロ~ンとして
    自分で自然に催眠に入っていかれる方が多く、セラピーが終わった後にそのお話をすると、
    『なんか勝手に瞼が閉じてきて…(^^ゞ』と言われます。
     “催眠療法を受けるぞ”という気持ちで来られているので、私がただ催眠についてなどのお話を
    しているだけで、潜在意識がちゃんと反応して、早々と催眠に入っていかれるのですね。
    (*^_^*)

例えば… 『子供の頃、親にとても嫌な思いをさせられていたので、そのシーンが出てきたら恐くて…』と。
    ☆でも不思議な事に、その時のリアルな恐怖の場面が出てくる方はほとんどいなくて(その場
    面を指定したら出てくるかと思いますが)、自分の身の安全を確保した状況の中で、辛かった
    気持ちなどを上手に出される方が多いですね。

例えば… セラピーの前に『私の父は、頑固で自己中心的で、困った人です。母は、ごく普通の人で、母に対しては特になにも思わないです。』と言っていたのですが。
    ☆催眠状態でセラピーを進めていって子供の頃の感覚に戻っていくと、『父はちょっと頑固だけ
    ど優しくて好きです。父にはありがとうと言いたいです。でも母は、私にあれこれ言いつけて、
    私はそれがとても嫌で我慢してきました。』というような、まったく逆の感情が潜在意識の中か
    ら出てきて、それを解消してスッキリしたりします。
    これは、催眠の誤解とは違いますが、『普段に意識しているものと、潜在意識の中に残ってい
    る感情は、こんなにも違うのか?』と不思議がる方が多いです。


…などなど、催眠についての誤解はいろいろあります。

初めて来てくださった時には、少し緊張した不安そうな表情をされている方も、セラピーの後にニッコリ笑っていろいろな感想をお話してくださったりしている様子を見ると、私もホッとして嬉しく思います。(*^_^*)
   

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2007年10月03日 14:04に投稿されたエントリーのページです。

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