ヒプノセラピーの仕事をさせていただいていて、とても痛感させられることがあります。
それは、『子供の頃に親に言われた言葉や親の態度』がずっと心の深い所に残っていて、それに影響を受けたり、苦しんでいる方がとても多いことです。
良いことも悪い事も、暗示として残っています。
先日私が、家電量販店でぶらぶらしていた時のことです。
小学校1年生くらいの女の子が、パソコンのソフトをジ~~ッと見つめていました。
そして、突然大きな声で「お母さ~~ん、これほしい~!」と叫びました。
すると、その子のお母さんが近づいてきて、「なに?どれ?」と商品を見ていました。
そして……
女の子 『ほしいほしい買って!』
母 『なに、これお勉強のソフトじゃない!ダメダメ!〇〇ちゃんお勉強が嫌いなんだから!』
女の子 『え~~?!勉強するもん!したいしたい!』
母 『しないしない!買ったってお勉強しないでしょ!』
女の子 『するする!するもん!』
母 『ダメダメ!お勉強嫌いでしょ?』
女の子 『…………』
という会話が聞こえてきたのですが、私は思わず“言っちゃいましたね”と固まってしまいました。
『あなたはお勉強が嫌い、しない』という暗示がこの女の子に入ったのかな?
この女の子が成長して、何かを始めようと思った時に『ダメダメ、しないしない』という暗示が出てこなければいいなぁと思います。
よくありがちな親子の会話ですが、ヒプノセラピーや心のことを知ってからは、こういう会話が聞こえてくると、過去の自分も反省させられ耳が痛いです (^^ゞ