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催眠&ソマティックヒーリングついて アーカイブ

2007年06月13日

体験談

☆30代の主婦の方です

初めてヒプノセラピーを受けようと思った時は、あまりにも嫌な出来事が
多すぎて、自分でも何が一番辛いのかもわからなくなっていました。
最初、前世療法を受けた時はとても不思議に思いました。
その時見た前世は、すごく昔で、何もないような村で、国ははっきり
かりませんでしたが、日本ではありませんでした。たまに、山賊のような
人達が馬に乗って村を荒らしに来たのをおびえていました。
その前世の私は、物心がついたころには母がいなくて、父に育てられました。
その父も私が18歳の頃には亡くなっていました。
その後、私は結婚をしましたが、子供はおらず、ずっと夫と二人だけでした。
その夫も53歳の頃に亡くなり、私は86歳まで30年ほど一人でした。
その前世を見て感じたことや気づいたことはいろいろありましたが、一番感
じたことは、父や夫にとても愛されていたことと、その分ひとりになったとき
にとても寂しかったことでした。そして、今の自分は夫も子供もいるのに、
いつも寂しく不安なのはこの前世の記憶のせいなのかな?!と不思議な感じ
がしました。今までずっと、私の人生はかわいそうだと思っていたのですが、
段々とそれが間違っているような、そして大して不安でも寂しくもないような
気がしてきました。何日か経った頃、今までよりも気持ちが軽くなってよく
笑っていることに気が付きました。今まで頭の中が嫌なことでいっぱいだった
のが、あるひとつのことだけに絞られていました。
それは、「きつい口調でしゃべる女の人やきつい顔をした女の人がとても苦手で、
不安になったり嫌悪感がわいて辛くなること」でした。
今まで私は、女の人が苦手で、自分に善くしてくれる人にもスッキリ心が開け
なくて、ランチやお茶に誘ってもらっても、気をつかって疲れてしまうのが嫌で
、何とかしていつも断っていました。
それで、次は年齢退行療法で、その原因を見ていただいたのですが、自分が
予想もしなかった保育園の頃がでてきて、その保育園の先生がとてもきびしく
恐かったことを思い出しました。そしてその後だんだんと母もきつくきびしく
なり、それが原因だったということがわかりました。その催眠の中で、子供の頃
の自分をいろいろ癒していただきました。
終わった後は、ただ不思議なかんじでしたが、日に日に心が楽になっているのは
わかりました。
そしてある日、喜んでランチやお茶に出かけて、楽しんでいる自分に気が付き、
自分でもびっくりしました。これは私にとっては、すごい変化です。
そんな風に人とのかかわり方が、楽に変ってきているようです。
これからも、いろいろいい変化を感じていこうと思います。
そしてまた、何かのトラウマを見つけたら、向き合って変化させていこうと思い
ます。また、よろしくお願いします。ありがとうございました。

2007年08月28日

前世療法

ヒプノセラピー(催眠療法)の仕事をしていて、前世療法を希望される方が多くみえます。

催眠状態に入った中で前世へと誘導すると、みなさん様々な前世のイメージが浮かんできます。
(中には、前世よりも今の自分に解決するべき問題や感情があると、前世ではなく今の自分の子供の頃に戻っていくこともありますが・・・(*^_^*) )

催眠状態の時も普段と同じ意識はあるので、浮かんでくる前世の記憶を話しながら“え~そんなはずはないよな…”とか“こんなことってあるのかな…”などを考えている自分もいます。

前世の名前が浮かんできて、“それを話そうとしている自分”と、“なんか恥ずかしいなとか思っている自分”もいます。

前世の自分の感情が潜在意識の中から湧いてきて、“自然に涙を流している自分”と“私泣いてるよ~!?と思っている自分”がいます。

催眠状態は、普段の意識の自分と潜在意識がつながった、とても不思議な感じです。

前世(過去世)は、誘導するまで、どこの国のどの時代の男性か女性かもわかりません。

でも、誘導していくときちんとそれが出てくるのです。

そして、その一生をダイジェストで見て感じ取って話していただくのですが、私はそれのイメージに寄り添ってナビゲートしながら、“そうなんだ~…”、“えっ、そんな展開なんだ”、“がんばって…(涙涙)”などそれぞれに感動します。

催眠から覚めた直後は、不思議そうにされる方が多いです。

そしてその後に、お茶を飲みながら今見た前世についてお話するときにも、さらに思い出すことや、気づくことがあって、それを聞かせていただきながらとても楽しい時間です。

前世が本当にあるのかどうかは私にはわかりません。
でも、自分の見た前世の人物を実際に探し当てた方もみえます。
自分の潜在意識が見せてくれたその記憶から感じた事を、今の自分に活かすのは、とても良いことだなと感じています。(*^。^*)

2007年10月03日

おもしろい催眠の誤解

催眠療法を受けに来てくださった方とのお話の中で、催眠についての誤解で、笑い話になることがよくあります。

例えば… 『実は私、友達に、“催眠療法を受けに行くの”と伝えたら、すごく心配されて、“大丈夫?!催眠をかけられて財布を盗られたり、変な事をされたりしない?!” と言われてきたんです』と。
     ☆でも、催眠療法を受けた後なので、催眠中は意識がきちんとあったことや、全部覚えてい
     るので、私が何か変なことをするということがあり得ないのがわかったので、そのお話をしな
     がら、大笑いになります。

例えば… 『催眠状態になって意識が戻らなくなると心配だったので、終了予定の時間になったら携帯に電話してね、と知人に頼んできてしまって…』と。
    ☆(*^_^*)確かに、セラピーが延長していると、携帯のバイブがブ~ブ~鳴っていましたね!
    催眠が覚めなくなるということはあり得なくて、15分も何も問いかけずにいたら、自然に覚 めて
    しまいます。

例えば… 『実は、催眠に対して半信半疑で、“私は催眠に入れないだろう”と思っていたんです。でも段々身体の力が抜けてリラックスしてきて、いろいろなイメージが浮かんできて不思議でした』と。
    ☆まだ催眠に誘導していなくて、私が普通にお話をしている段階で、すでに目がトロ~ンとして
    自分で自然に催眠に入っていかれる方が多く、セラピーが終わった後にそのお話をすると、
    『なんか勝手に瞼が閉じてきて…(^^ゞ』と言われます。
     “催眠療法を受けるぞ”という気持ちで来られているので、私がただ催眠についてなどのお話を
    しているだけで、潜在意識がちゃんと反応して、早々と催眠に入っていかれるのですね。
    (*^_^*)

例えば… 『子供の頃、親にとても嫌な思いをさせられていたので、そのシーンが出てきたら恐くて…』と。
    ☆でも不思議な事に、その時のリアルな恐怖の場面が出てくる方はほとんどいなくて(その場
    面を指定したら出てくるかと思いますが)、自分の身の安全を確保した状況の中で、辛かった
    気持ちなどを上手に出される方が多いですね。

例えば… セラピーの前に『私の父は、頑固で自己中心的で、困った人です。母は、ごく普通の人で、母に対しては特になにも思わないです。』と言っていたのですが。
    ☆催眠状態でセラピーを進めていって子供の頃の感覚に戻っていくと、『父はちょっと頑固だけ
    ど優しくて好きです。父にはありがとうと言いたいです。でも母は、私にあれこれ言いつけて、
    私はそれがとても嫌で我慢してきました。』というような、まったく逆の感情が潜在意識の中か
    ら出てきて、それを解消してスッキリしたりします。
    これは、催眠の誤解とは違いますが、『普段に意識しているものと、潜在意識の中に残ってい
    る感情は、こんなにも違うのか?』と不思議がる方が多いです。


…などなど、催眠についての誤解はいろいろあります。

初めて来てくださった時には、少し緊張した不安そうな表情をされている方も、セラピーの後にニッコリ笑っていろいろな感想をお話してくださったりしている様子を見ると、私もホッとして嬉しく思います。(*^_^*)
   

2007年12月20日

記憶のすり替わり

催眠療法でクライアントさんをみていくと、記憶のすり替りが起きている

ことがよくあります。


催眠前にお聞きしていた子供の頃の記憶と、催眠状態に入ってからの

潜在意識の中に残っている記憶が違うのです。


例えば、催眠前には「子供の頃、父がとても厳しくて恐かった、でも母は

あまり口うるさく言わないおとなしい人でした」というのが、催眠状態で

子供の頃に戻っていくと「父はたまに私を叱るけれど、普段は別に恐くは

ない、むしろ無言で忙しそうにしている母が恐い」という場合や、

催眠前に「両親ともに優しく、子供の頃は平和で特に問題はないです」と

いうのが、催眠後には「両親ともに私を可愛がりすぎるあまり、私を自由

にさせてくれない。何をするのもどこへ行くのも“あぶないからやめておき

なさい”って言っていた。だから今の私は何をするのも自信がないんだ」と

いう場合や、


「子供の頃からほとんど楽しいことがなかった」というのが、催眠で探って

いくと、子供の頃に楽しい体験がいろいろあったり…などなど、何らかの

原因で記憶が替わっているのです。

ただ記憶がすり替わっているだけで、特に問題のない場合はいいのです

が、それが、無意識に自分自身の心に影響を与えている場合もあります。

(*_*)先日、私の娘(16歳)が、こんな事を言いました。

「私が幼稚園の頃、お兄ちゃんの習い事に出かけるとき、私はよく一人で

留守番をしていたよね」


これを聞いたとき、とてもびっくりしました。

幼稚園の頃に一人で留守番をさせたことなどなかったからです。

どこへ行くのも、近所のスーパーに行くのでも、連れて行っていたから、

お兄ちゃんの習い事のような何時間も留守にする時に、一人でお留守番を

させることなどあり得なかったからです。

娘が小学校4年生ぐらいになり、「家で待ってる」と言うようになってからは

留守番をしていてもらうことはありました。


だから、いつのまにか娘の記憶がすり替わっていたのには本当に驚きました。


“幼稚園児の時に一人で留守番をしていた”という記憶にすり替わっていた

ことが、今の娘の心に何らかの影響を与えていたかどうかは、探っていませ

んが、『一人で留守番をしていたことはないよ』ということをアレコレと説明を

したところ、「あれ~?!そうだっけ?」と不思議そうにしていました (・・?


記憶のすり替わりを一番身近な見本で見せてもらえました。(^^ゞ

2008年02月16日

潜在意識の中の記憶~いじめっ子の名前

催眠状態で年齢を子供の頃にさかのぼっていくと、いろいろな記憶が浮かんで
きます。

それが例え30年や40年前のことでも潜在意識の中には記憶されています。

その中で、いじめられたり意地悪をされた頃の記憶が浮かんでくることはよく
あります。
その頃に感じていた感情や感覚もよみがえってきます。

そして、その自分をいじめていた子の名前も「○○△△△君です」や「△△△
○○ちゃん」とはっきりと出てきます。
その子の口調、態度、表情や、自分自信の様子もきちんと記憶されています。

催眠状態の中では、その相手の子がどんな気持ちでいたのか、悪意があった
のか、軽い気持ちだったのか…なども感じ取れます。

その催眠状態の中で、その時に言いたかったことやどんな思いだったのかなど
を吐き出したりして解放していくのですが、それを進めていくと、だんだんいじめ
っ子の表情や態度が変化していくのです。

そして、嫌な記憶とは逆に、自分に優しくしてくれた子や仲の良かった子や先生
のこともきちんと記憶されています。(*^_^*)

相手の名前、優しい態度、笑顔、口調、その時の自分の気持ちもきちんと残って
います。

その状態を見ていて私がよく思うのは…、こんな風に、誰かが受けている催眠
療法のような思いもよらぬ所で自分の名前を語られていることがあるんだなとい
うことです。(*_*)

たとえ軽い気持ちで意地悪をしても相手が傷ついていると何年経っても残って
いて、その人の心の中に何らかの影響を与えていることがあるのです。

だから、みんなが笑顔で楽しく優しくし合えれば、潜在意識の記憶の中に温か
い笑顔の感覚が残り、それが大人になってからも無意識に温かい心の力となっ
て生きられるのになぁ~と思います。(*^_^*)
                                                                                                                                                                                                                                                        

2008年03月06日

コメントを紹介 

ブログにいただいたコメントを紹介させていただきます。
~~~~~~~~~~~~~


『初めての書き込み失礼します。

嫌な思いをした時の気持ちを思い出したり、
憎しみを口に出すと、

(ここでも一つ前のブログに書いてありましたが)
ネガティブの言葉を口に出してしまう
ような気がしてなりません。

それから、
私はものすごく長い事、
病院でのカウンセリングを続けてきたのですが、

親を憎むような発言をし、
その時は吐き出せた気持ちだったかもしれませんが…

やはりあまり気持ちのいいものではありません。

多分、対処方法に違いがあったとは思います。

そんな私は、
最近病院のカウンセリングを終わりにしました。

せっかくこのブログを目にしたので、
勇気をだして書き込みします。』

~~~~~~~~~~~~~~~~~

           コメントありがとうございます。
           うららさんが受けていたカウンセリングと催眠療法は
           全く違うものだと思います。
           
           うららさんがおっしゃるように、普段の意識で“嫌な思いや、
           憎しみ、愚痴など…”を口にすると、ネガティブな感情や
           記憶がさらに強化されてしまうことがあります。
 
           また、逆に辛かった感情や記憶を無理に押さえ込もうとし
           ても、それも抑圧になってしまい、辛かった感情や記憶は
           なかなか自然に消えることなく、何らかの形で湧いてきた
           りします。

           催眠状態では、普段の意識状態とは全く違う状態で“感情、
           感覚、記憶”の分野の力を持った潜在意識の中にダイレクト
           に向き合うことができるので、“意識的に思い出しながら話
           す状態ではなく”、潜在意識の中に残ってしまっている“辛か
           ったその時の感情そのまま”を自分が感じているままに吐き
           出していき、その感情を変化させていくので、嫌な気持ちに
           なったり、ネガティブなものが強化されることはありません。
       
           そして、催眠状態で潜在意識の中(深層心理)をみていくと、
           普段の意識で考えていることとは違う感情や、記憶が残って
           いて、それが自分に影響を与えていることにも気づいたりしま
           す。
           それに気づくことで、新たな受け止め方ができたり、解放され
           たりもします。
 
           私のところにもカウンセリングに何度も通われていたという方
           がみえますが、『カウンセリングと催眠療法は全くちがうもの
           ですね』という言葉をよくお聞きします。

           カウンセリングで良い方に向かえる方もいれば、催眠療法で
           良い方に向える方もみえると思います。

           それぞれの方にあったベストなものが見つかって、心が解放
           されていけば良いと思います。


2008年03月12日

病気とも闘う心の力☆ソマティックヒーリング

3月2日、3日と東京の日本ホリスティックアカデミー主催のソマティックヒーリング
ワークショップに参加してきました。

講義は、村井 啓一氏(日本ホリスティックアカデミー代表、ヒプノインストラクター)と
萩原 優氏(医師、聖マリアンナ医科大学客員教授、医学博士) によって行なわれ
とても勉強になる素晴らしいものでした。

ソマティックヒーリング(体細胞療法)とは、『身体の状態は、不調でも快適な状態でも
すべてその人に対するメッセージである』という仮説に基づいて、催眠状態で潜在意
識の力を利用して行ないます。

*身体の不調部分と対話をして向き合い、その不調の原因や目的を知る
*身体のエネルギーの調整を行なう
*患部をいろいろなイメージによって追い出し、新しいイメージを入れていく
*自分の中にいる、内なるドクター又はヒーラーと出会いアドバイスを受ける
*安全で快適な手術を受けるイメージや癒されていくイメージなどを行っていく
…というものです。

潜在意識の力はものすごく大きな力を持っていて、自分自身の心や身体のことを
とてもよく知っています。
普段の意識で気づいていないことでも、潜在意識に問いかけていけばいろいろな事
を知っています。

私自身も以前から“ストレスによって病気や痛みなどの不調を作り出すことがある
のであれば、逆に、“心を癒していくことでその不調も何らかの改善に向うのでは
ないか”と考えていたので、ソマティックヒーリングはとても腑に落ちるものでした。

イメージの力を使った療法には、【サイモント療法】というのがあります。

アメリカの医師のカール・サイモント博士が考案し実践し成果をあげている治療法で

ガン細胞を消滅させていくイメージの力と、自分が健康になっていく…なっていって
いるといういろいろなイメージや暗示を繰り返すことによって、ガンの進行が止まっ
たり、ガン細胞がなくなっていったりしていく、というものです。

実際に159人の末期ガン患者の方々にこの治療を試してもらったところ、約1割に
あたる14人の方のガン細胞が消滅し、29人の方の病状が安定したという報告が
されています。

ストレスが身体に及ぼす影響はもうすでに広く知られていますが、確かに心と身体
はつながっています。

過去に受けた心の傷や感情が体に蓄積されて、不調や病気が生じていることもあ
るので、その心の傷や感情を取り除くことで、心と身体を楽にできることがあるので
す。

☆ソマティックヒーリングの講義の中で、実践練習がありました。

被験者の方に寝転んでいただき、数人で囲んで見守り、その方の心の声に耳を傾
け、その方の望むように身体を動かしたり、手を当ててあげたり、愛情のこもった声
をかけてあげていくと、その方の体温がどんどん上がっていくのが伝わってきました。

そしてさらに、「背中に手を当ててほしい」というこで、手を当ててみると、背中が
とてもカチカチなので驚きました。
そのまま、手を当てて言葉をかけていると、私自身の手が自分でもびっくりする
くらいどんどん熱くなっていき、その方が「背中がとても熱い」と感じ始めると、背中
がだんだん温かく柔らかくなっていきました。
そしてその方は、感情が自然にあふれ出し、たくさんの涙を流されて、とてもすばら
しい癒しの涙でした。
私も涙があふれていました。

私には、特別な力があるわけでもなく、ただその方に寄り添っていくうちに、“癒され
たい”というその方の思いに、私もみんなも潜在意識がつながって反応し合ったのだ
と思います。

もう一人の被験者の方は、糖尿病のために身体が硬くなっていて歩行が辛いという
ことでしたが、セラピーを行っていくうちに、だんだんと脚や股関節が柔らかくなって
いき、グルグルと軽く動かせるようになっていったのです。

心の力を目の当たりにさせていただいた瞬間でした。

日本ではまだまだ、心の力や癒しを利用することが少ないです。
我慢が美徳だったり、涙は見せるな!という傾向があり、そのために
心が抑圧されていることがあります。
もっと心の大切さに気づけていければいいなと思います。

そして、この素晴らしいソマティックヒーリングをしっかり習得していきたいと心から
思います。
(近々モニターをしてくださる方々、お世話になります。どうぞよろしくお願いしま
す(^^ゞ )

興味のある方は、日本ホリスティックアカデミーの顧問でもある、萩原医師のブログ
(3月7日)をご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/ihatovoclinic/

2008年03月22日

身体の不調の癒し

昨日、モニターの方に【ソマティックヒーリング】を行なわせていただきました。

ソマティックヒーリングとは、3月12日のブログに書かせていただきましたが、
身体の痛みや不調などを潜在意識の力を利用して癒していこうとするイメージ
療法です。

昨日のモニターの方(Aさん)の身体の不調は、「右耳が“ポン”と詰まった感じの
違和感や聞こえ辛さがあり、病院で薬をもらっている。 他に、膝、足首、手、肩
など、とにかくあらゆるところが痛む。それは、昔のケガや疲れなどが原因だと
思う。」ということでした。

今回、催眠が初めてだということでしたが、リラックスをしながら誘導をすると深く
入っていかれました。
この催眠状態の中でいろいろなイメージ療法を進めていきます。

そしてまず、Aさんの『自分自身を癒して守ってくれる』自分の心の中にいるドクタ
ー、または、ヒーラー(インナードクター、インナーヒーラー)に出会ってもらいました。

その方のインナーヒーラーは、ニッコリ微笑んだお年寄りの女性でした。
Aさんは“なぜこのおばあさんなんだろう?!”と不思議がってみえましたが、
Aさんの心の中から出てきた、自分を癒してくれるヒーラーはこのおばあさんでした。

そして次に、そのインナーヒーラーが、Aさんの身体の中に、新しいエネルギーを
どんどん送り込んでいき、今まで滞っていた古いエネルギーをどんどん出して身体の
中を新しいエネルギーで満たしていきます。

そして、Aさんの身体の不調な部分をそのヒーラーが、探りながら癒していく作業に
移りました。必要であれば、ヒーラーが手術をしてくれます。(痛みの無い快適な
手術です)

Aさんのヒーラーは、まずAさんの右の手を優しく握って癒し始めました。
そして、この部分にあった痛みをいろいろなイメージで癒していきました。

そして次に、右耳に移っていきまいした。
Aさんの右耳にあった違和感を取り除いていっています。

その後、ヒーラーはAさんの全身に癒しのエネルギーを送り込み、調子を整えていき
、本来の力を取り戻すように進んでいきました。

そして、Aさんに優しく微笑んで、いろいろなメッセージを伝えてくれました。
『その痛みや違和感があった要因…、その不調な部分は自分に何を気づかせたかっ
たのか…、これからの自分に必要な事など(心、行動、環境など…)』いろんなことを
教えて、優しい言葉をかけてくれていました。

☆そのセラピーが終わった後、Aさんは、『身体中に血液がぐるぐるめぐっている感じが
しています。 セラピーの途中で、急に右耳がはっきり聞こえるようになり、誘導の声が
突然大きく聞こえるようになったのでびっくりしました。右手の痛みは、セラピーの途中
では消えず、ただ右手のイメージだけがきれいに変わっていった感じだったのですが、
セラピーが終わった今、不思議に右手が痛くないのです。 ヒーラーのおばあさんの手
の感触もはっきり覚えているし不思議です。 泣くつもりはないのになぜか涙が流れて
きます。』とお話してくださいました。

これらのセラピーの流れは、私が特別なことをしたわけでもなく、怪しげなことでもなく、
Aさん自身の潜在意識が持っている力、自分自身のことを一番よく知っている潜在意識
の力が起こしたものです。
私はただ、それに寄り添って、そのイメージが出やすいように、お手伝いをさせていただ
いたのです。

ソマティックヒーリングには、いろいろな方法がありますが、今回は私が一人でできる形
のものをさせていただいたのですが、あらためて、イメージ療法の力に感心しました。

自分自身を癒していくイメージを行なっていくと、潜在意識はその反応を起こして出してき
てくれるのです。

病院での治療などを受けるときにも、“治るんだ!よくなっていってるんだ!”と信じる心
がとても大切だと思います。
よくなっていくイメージをしっかり持って治療を受けたほうが、その効果は全然違うと思い
ます。

今回Aさんにモニターになっていただいて、私にもたくさんの気づきや勉強になることが
ありました。ありがとうございました(*^_^*)

2008年04月05日

【原因不明の痛み】の原因 !?

催眠療法の仕事をしていていつもよく思うのは、“心に何らかの不調を抱えている方
は身体にも何らかの不調を抱えていることがとても多い”という事です。

“首が痛い、肩が異常にこる、頭が痛い、胃が痛い、のどが不調、胸の辺りに違和
感がある、腰が痛い、耳が不調…”といろいろな症状を抱えてみえて、そして「検査
をしても原因がわからない」と言われる方が多いです。

私自身も過去にはその“原因不明の胆嚢の痛み”という状態がありました。(^^ゞ

心と身体は本当にしっかりつながっているんだなと思います。

先日のクライアント様も原因不明の痛みを抱えてみえたので、その不調の原因に
つながっている“抑圧された感情”を探るために催眠状態で年齢退行を行なって、
その方の潜在意識に問いかけていきました。(・・?

すると、その方自身も想像していなかった小学生の時のことが出てきました。
大人になった今は、理解できているつもりだったことが、年齢を下げていって子供の
頃の感情に戻ると、とても辛い感情がわいてきたのです。(T_T)

“寂しさ、悲しさ、怒り、悔しさ”などの思いや言葉がたくさんの涙と一緒にあふれ出
していました。

そしてその辛さを感じていた頃の身体の感覚は、とても冷たく緊張し硬直していた
のです。

それを二時間ほどの催眠状態の中で、感情を吐き出して解放していき、その方に
問いかけながら、楽になれるように記憶の書き換えを行なっていきました。

催眠から覚めた後その方は、「まさか自分がこんなことに傷ついていたとは思わな
かった。催眠中に “えっ?こんなこと?” と思っている今の自分と、あふれ出してく
る辛い感情や涙を抑えられないことが不思議でした。でもこの子供の時に傷ついて
いたことが、今の自分が感じてきた心の違和感とつながっていたので驚きました。」
と笑ってお話してくださいました。

今回のセラピーで、原因不明の痛みの原因を探っていったところに出てきたその
抑圧された感情を解放したことで、身体の不調からも解放されていっていただけると
いいなと思います。 (*^_^*)

2008年04月27日

息子の催眠でわかった新事実

以前、息子に催眠療法をしたことがあります。

息子は、“仕事が忙しくなる中で感じているストレスをなくしたい、なぜか仕事が辛くて仕方がない、
会社に行きたくない”ということから、私にセラピーを頼んできたので、年齢退行療法をすることに
しました。

ここで問題なのは…、母親がセラピストで、息子がクライアントということです…。

“今のストレスを感じやすくさせている根本的な原因を探るため”、年齢退行療法で子供の頃に
年齢を戻し、その頃に感じていた感情などを話しながらいろんなアプローチで解放していくのですが、 問題なのは…、催眠状態の中でも、意識はずっとあるために、感情や出来事を話している相手が
母親だという意識があることです。

年齢退行をしていくと、親に対する感情も出てくるので、それによって、話す事を制限したりできるので、解放していけるのだろうか?という問題があります。

なので、始める前に「昔の私だったら受け止められなかったと思うけど、今の私は何を話してくれても
受け止める覚悟はあるから、浮かんだままに思いを話していいよ!」ということでスタートしました。

退行した年齢は、今から10年ほど前の、小学校の3、4年生ころで、やはりその頃に感じていた子供
なりのストレスがあり、私に対する感情もいろいろでてきました。

私が、子供のことを大切に思い、子供のためだと思ってしていたことも、息子にとっては大きなストレスになっていたのです。

日々のセラピーの仕事の中で、よくある例です。(^^ゞ

小さい頃の息子の感情を聞きながら、胸が締めつけられる思いで、昔の自分をあらためて反省させて
もらいました。

★そんな中で、息子が語った学校での出来事にびっくりしました。

息子は、宿題を忘れると、たびたび先生から頬を殴られていたそうなのです。

セラピー中にそれを恐がっている記憶と感情がでてきたのです。

私は全然知りませんでした…。(*_*)

その先生は、生徒の中でも“恐い先生”として有名でしたが、お会いすると気さくに話してくださり、
その当時、息子が宿題を忘れることに対しても、『○○君は、スポーツを熱心に習っていて、帰りが
遅いから宿題を忘れるのは仕方がないね』ということを言ってくださっていたので、まさか殴られて
いるとは夢にも思っていなかったのです。

宿題を忘れていたことはもちろんよくないですが、理解をしてくださっている言葉を聞いていただけに
とても複雑な思いです。

“それを知っていたら、宿題にもっと気をつけてあげられたかな…”、とか、“そういうことがあっても私に
言えなかったのか…ゴメンネ”といういろんな反省もあります。

そんな息子はその後、『会社を辞めて大学に行く』と言い出しました。

高校卒業の時に“もう学校は嫌だと思って就職をしたけれど、やっぱり大学に行っていろんなことを
して可能性を広げてみたい”ということだそうです。

そして、この4月から大学に通っています。

“授業がおもしろい”とか、“友達ができた”と聞くと、やっぱり嬉しいです。

これからは、自分の羽を癒しながら、自分自身のために、その自分の羽ではばたいて、自分のペースでいろんな幸せや、素敵な可能性を見つけられるといいなと願っています。


2008年07月18日

クライアントさまからのメール(25)

クライアント様からいただいたメールを紹介させていただいています。
 
 

Yさまより(20代女性 ) 【ソマティックヒーリング】****************
          (クライアントさまからのメール(14)(15)(21)の方です。)
 
 
 


前回、ソマティックヒーリングを受けている間、私の姿はずっと6歳くらいでした。

6歳の目線、6歳の見る世界。

私のインナーDr.はコトー先生のような物腰の柔らかい男の人で、家は、シルバニアファミリーに

出てきそうな、かわいいログハウスでした。

インナーDr.の彼と過ごした時間と空間は、どこかホッとする、懐かしいものでした。

小さい私がくつろげる時間と空間が、確かにそこにありました。

「また来てもいいよ。」という言葉がすごくうれしくて、元気に玄関のドアを飛び出していった小さい

私の後姿が印象に残っています。

今回ソマティックをしてもらって、改めて6歳くらいの自分がポイントなのかな、と思いました。

今、少しずつ外の世界に目を向けられるようになってきている状態を、ワクワクしながら受け止めて

います。

けれど、まだちょっとしたことに動揺したり、ネガティブな方向に足を引っ張られるような感覚が残って

います。

完璧に、きれいさっぱり!な心の状態を望むわけではありません。ただ、目の前のことに素直に取り

組んだり、楽しめたりできる心の状態は目指したいと思っています。

年齢退行で、あともう少しだけ、小さい私の声を聴いてあげたいです。

また、よろしくお願いします。

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        (*^_^*)  体の不調に対して、潜在意識が、6歳の自分の
              イメージを伝えてきたのはすごいですね。
              そして、その6歳のYちゃんが恐がらないような
              可愛いイメージでいろいろ伝えてきてくれた潜在
              意識の力に私もあらためて感動しました。
              体の状態と心の状態をさらに良くするために
              潜在意識とインナードクターが伝えてくれたこを
              活かし、自分がどんな風になりたいかのはっきり
              した目標を持つことはとても大切なことですね。
              
              

2009年10月12日

みなさんの素晴らしい潜在意識☆

あらためて、潜在意識って本当にすごいな~と思います。

何でも自分のことを知っていて、それをいろいろな形で教えてくれます。


まず、セラピーにお越しいただいて、セラピールームに座った瞬間から

涙がポロポロ流れる方がみえます。

“あれ?!どうして私泣いているんだろう。泣くつもりはないのに勝手に涙が…”

という方が結構多くみえますね。

私に会った瞬間から涙が溢れる方もみえます。

それは、もちろん、私が何かをしたわけではなく(*^_^*)、

みなさんの潜在意識が、今まで抑えたり我慢していた、出したかった感情を

早々と出し初めている状態です。

あるいは、無意識に“やっと出せる…”という安堵感の涙だったりします。

そして、セラピー前に、少しずつお話しをお聞きしていくと、

話しながら涙が溢れてくる方もみえます。 


“なんで私泣いてるの?あれ?? ”

“前世療法を受けようと思って来たのに、いろいろ話しているうちに
子どもの頃のことが浮かんできて悲しくなってきました”

“今の質問を聞かれた瞬間になぜか涙が…。悲しいつもりはないのに”
 

など…、自分で意識していなかった感情や記憶が自然にあふれ出てきます。 

 
 
潜在意識は、どんな思いが抑え込まれていて、どんな感情を出したくて、

どんな気持ちや感覚を埋めていくべきなのかをわかっていて、それを出し始め

ているので、無意識に涙という形になります。
 
 

催眠状態でセラピーを進めていき、
 
前世療法を行なっていった場合、自分に必要な気づきのある前世の人生を

自分の潜在意識が伝えてくれます。

前世の自分を語りながら、その時の思いのままに涙を流したり、

その時の体の感覚を強く感じる方も多くみえます。

その前世が、本当かどうかということは問題ではなく、

自分の潜在意識が、自分自身にそれを伝えて味わわせてくれることに

大きな意味があります。

自分のことをすべて知っている潜在意識は、それを伝えて味わわせることで

自分に何を気づかせ、どんな癒しを与えようとしているのか、にとても大きな

意味があり、すごいな~と感動します。
 
 

年齢退行療法で、今の自分が子供だった頃に戻っていっても

潜在意識は、必要なことをなんでも教えてくれます。

“なぜ自分は寂しさがあるのか”“なぜ自信がないのか”“上手くいかないのか”

“閉所恐怖症はなぜ”“なぜ過食嘔吐をするのか”…などetc、

その根本的な原因を教えてくれ、手放す方向に向かわせてくれます。


自分で、「原因はよくわからない」や「たぶん、あのことが原因かな」

「なにか解決するべきことはあるのかな」と思っていても、

潜在意識は必要なことを教えてくれます。

また、「子どもの頃のことはわかっているから大丈夫」と思っていても

催眠状態で子どもの頃に戻っていくと、全然大丈夫ではなく、

その時の思いが、無意識に抑圧されたままになっているのがわかってきます。

大人になった今の自分にとっては、些細なことでも、子どもの頃に傷ついた

ことや、我慢した思いなどは無意識に抑圧されていて、

潜在意識はそれをわかっていているのです。


そして、それを思い出すだけではなく、その思いを癒し、手放す方向に進めて

いく潜在意識は本当に素晴らしいです。

 
 
その潜在意識の中に無意識に溜まって自分を邪魔しているネガティブナものを

手放して、潜在意識の大きなポジティブな力にまかせて、自分が描く人生を

楽しむといですね☆


2010年02月21日

【ゆほびか】に前世療法が紹介されています。

 
 
 
月刊誌の【ゆほびか】に、前世について掲載されているのでご紹介します。


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翻訳家・作家の山川亜希子さんの誘導による、前世療法CDも

付録で付いていました。
 

前世療法とは、どんなものか…ということが、わかりやすく書かれて

いると思います。
 


付録の前世療法のCDは、短いものなので、今までに前世療法のセラピーを

受けられたことがある方にとっては “もう終わり?”と、

とても短く感じると思いますが、

初めての方にとっては、催眠誘導や前世療法が、だいたいどんな感じのものなのか…

が、わかると思います。


実際のセラピーで行う前世療法は、もっとじっくり時間をかけて

細かく質問を重ね、その前世一生分の重要な場面やポイントを

その時の感情を感じながら見ていき、いろいろなことに気づく感じですね。

 
 
この前世療法の特集の中に、私の恩師の一人でもある、

萩原優先生のお話も掲載されていました。
 

萩原先生は、横浜市で催眠療法をはじめとするホリスティック医療を

実践されている、イーハトーヴクリニックの院長・医学博士で

とても穏やかで気さくな素晴らしい先生です。


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☆参考までに紹介をさせていただきました。

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