イタリア旅行記☆ 【16】 カプリ島編
ナポリ中央駅です。
今日は日帰りでカプリ島に行くために、ローマから高速列車でナポリに来ました。
カプリ島行きの高速船に乗るため港へ向かいます。
ナポリのタクシーは要注意だそうなので、極力乗りたくなかったのですが、
この日は雨だし、港行きのバスを探してもわからなかったので…
タクシーに乗ることにしました。
できるだけおとなしそうな運転手さんに声をかけると、
その運転手さんが、なぜだか別の若手の運転手さんに声をかけ、
その若手の運転手さんが『こっちに乗りな~』という感じで…
私が 『モーロ・べヴェレッロ港までいくら?』と尋ねると
『15ユーロだよ』という返事。
(・・? 『あれ?11ユーロじゃなかったっけ?』と思いつつも、乗ることにしました。
走り出すと、運転手さんはとても愛想よく、、あれこれ指さしながら名所を教えてくれていて、
やたらと観光を勧めてきます。
言葉はほとんどわからないのですが、どうやら…
「カプリ島に行っても波が高くて青の洞窟入れなかったら、
ナポリに戻ってタクシーであちこち観光しなよ!いろいろ案内するよ!」
という感じのことを何度も言って、私達が観光をしたくなるように説得しながら、
あれこれと沿道を指さしています。
そうこうするうちに、左側に港が見えてきたのですが運転手さんは港を通り越して
少し先まで行き、また何か観光を勧めています…。(*_*;
その先でくるりとターンをして港に着くと、またナポリ観光を勧めていて、
もう降りたかったので「15ユーロよね?」と聞くと「15ユーロだよ」という返事なので
払おうと思ったら、現金が20ユーロ札しかなかったのです。
『しまった~…』と思ったのですが、20ユーロ札を渡すと、
運転手さんは「お釣りを持ってないよ!」というジェスチャーを何度もしています。
私達が困っていると、運転手さんはニコニコしながら
「お釣りの分の5ユーロは、僕のコーヒー代でいいよね!」と言い出しました。
((*_*; いやいや、15ユーロでもすでにちょっと高いでしょ!)
その時に思い出したのが~、どなたかがブログで
【ナポリのタクシーのボッタクリに支払うと、日本人はカモにしやすいと思われて
後に続く日本人観光客に迷惑がかかる】と書いて見えたので、
私達もここは頑張って、運転手さんに『No!』と言ってみました。
するとまたポケットを触りながら「お釣りがない」と言っています…。
それでも頑張って『No!』と言っていたら、
なんと運転手さんは、ふてくされながら、ポケットから札束を出して
その中から5ユーロを渡してきたのです!
(◎o◎) やっぱりお釣り持っているじゃん!!
ということで、無事にタクシーを降りました。
帰りは絶対にバスで戻ろう!と思いました。(^^ゞ
高速船乗り場です。
いくつかの船会社の窓口があって悩みましたが、SNAVという船にしました。
高速船の1階の後ろの方の席が揺れが少なくて酔わないと読んだことがあるので
カプリ島に到着
カプリ島らしい景色にワクワクです☆
船乗り場には、その時点での青の洞窟行きの状況が掲示されています。
海がしけていたので、予想通りにこの日は中止でした。
ということで、カプリ島観光のために、港から上に上がるために
【フニコラーレ】というケーブルカーに乗りました。
この乗り場付近で、欧米系の観光客のおじさま数人が楽しそうに、
「フニクリ♪ フニクラ♪ フニクリ♪ フニクラ~~♪ 」と歌いながら歩いていました。(^^♪
ケーブルカーで上がっていく途中には、レモンの木がたくさんありました。
日本で見るレモンよりも大きなレモンがたくさん生っていました。
レモンチェッロやレモンのチョコレートやレモンの石鹸や…
レモンのお土産がいろいろあります。
このあたりで昼食にしようと歩いていると
お店の前にいたおじい様が日本語で「ウニのパスタあるよ!美味しいよ!」と
…が!席に着くとメニューはイタリア語なので、どれがウニのパスタかが全然わからない…
オーダーを聞きに来た人にしどろもどろでいると
日本語のメニューを持ってきてくれました。
ウニという字を見つけてそれを指さしました。
それで、運ばれてきたのが…
(゜o゜) なぜかウニのリゾット!
指をさしたのはウニのリゾットだったのかな??
私は、パスタにウニがゴロゴロと乗っているのを想像していたのでちょっとビックリ!
でも、このリゾット、ウニがたっぷり溶け込んでいるようで、
口の中いっぱいにウニの甘みと旨味と風味が広がって美味しかったです。
ダンナさまは、シーフードパスタ
もちもちのうどんのような太い麺にシーフードの旨味がたっぷりで
八百屋さんもとても可愛いです。
また高速船に乗って、ナポリへ戻ってきました。
この後、スリに遭遇します。(@_@)
つづく…