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2008年02月 アーカイブ

2008年02月08日

潜在意識の力【事故編】(^^ゞ

みんなが誰でも持っている潜在意識は、自分自身が“見たもの、聞こえたこと、
考えたこと”などに対して、それに関係する“感情、感覚、記憶、想像”などを
自然に湧かせてきます。

たとえば、ケーキが好きな人が、ケーキ屋さんの前を通りケーキを見た時は、
“おいしそ~!食べたいな~!急にお腹が空いてきた!”などの感情や感覚
が湧き、自然と笑顔になっていたり、口の中にケーキの風味を感じたりします。

でも、ケーキが嫌いな人が同じ場面にいると、全然別の嫌な感情や感覚が
湧いてきます。
あるいは、ケーキ屋さんが眼中にすら入らないのかもしれません。

会社でひとりの上司の言葉や態度に対して、“嫌だな…恐いな…イライラ…
ドキドキ”などの反応が出る人もいれば、特になんとも感じない人もいます。

そんな風に潜在意識は、その時々に反応して、その人の心の中にあるものを
自然に出してきます。

そして、潜在意識は、口にした言葉や、思い描いた事に向わせようとする力も
あります。
(ただ、本当の気持ちの中にそれを否定していたり、信じていないと、なかなか
そうはなりません。)

ポジティブな言葉を口にしたり、思い描いていると、そのポジティブな方に向わ
せ、ネガティブな言葉を口にしたり、思い描いていると、ネガティブな自分を作り
出してきます。

だから、いつもポジティブな言葉を口にしている方が絶対に良いのです。
人は、それぞれについつい無意識に言っている、口ぐせがよくあります。

その口ぐせの中にネガティブなものがあると、自分自身はもちろん、家族や
周りの人にも聞こえ、潜在意識からその反応を出させてしまいます。

その口ぐせに気がつけるといいなと思います。

せっかくなので、ポジティブな口ぐせで、自分にも周りにも素敵な反応
を出せるようにした方がいいですね。(*^_^*)


★ただ、ポジティブな言葉を口にしたり、思い描こうと思っても、なかなかできな
かったり、強い違和感がある場合は、潜在意識の中にネガティブな原因となるもの
が入ってるので、それを発見し解放できると良いです。

私自身の話ですが…、
ずっと以前に、いろんなストレスを抱えていた頃、大きな追突事故を起こしてし
まったことがありました。

ある用事のために、車を運転して、家から50kmほどのところに出かけた時の
事です。

用事を済ませ、車に乗る前に遠くに見える山の景色や夕焼けを見た瞬間に
なぜかふっと “きれいな夕焼けだな…なんか家に帰りたくないな…でももうどこ
にも帰る所がない…” という感じの感情が湧いてきたのです。

でも家に帰るしかないので、私は車に乗り、50km先の家に向って走り出しま
した。

10分ほど走った頃に、『次の交差点で曲がるべきか、真っ直ぐ行くか…』を
ほんの一瞬考えてカーナビに目を向けた時に、信号で止まっていた前の車に
そのまま追突してしまったのです。

ものすごい衝撃に、私は何が起きたのかわかりませんでした。

私の走っていた道路は山あいで交通量が少なく、さっきまで私の周りには
一台の車も見えていなかったので、どうして一瞬にして前方に車がいて、
追突をしたのかが理解できませんでした。

相手の方にも自分にも大きなケガはなかったものの、大変なご迷惑をかけて
しまいました。

事故処理が済み、関係した方がみんな帰られた後も、大破した自分の車では
まだ約50kmもある距離を帰ることができず、その暗い山あいでポツンと、夜の
11時半まで家族の迎えを待つ事になり、やっとの思いで家に帰ったのは真夜中
の午前1時半でした。

その頃は本当にそのあり得ないような事故が理解できませんでした。

そののち、心の問題と向き合い、潜在意識のちからや特徴を知って、その事故
が起きた原因がわかったように思いました。

私は家に帰る前に湧いてきた“家に帰りたくない…帰る所がない…”という感覚
を、潜在意識がそれを叶えるために、自分では考えられないような事故を起こし
たのかもしれません。

最近読んだ本【もう一人の自分とうまく付き合う方法 石井裕之 著 】の中に
『彼女の事故の理由』という石井氏の知人の事故の話が書かれていて、私の
事故の件と似ていて、“なるほどな~、やっぱりか…”とあらためて思いました。

潜在意識自体がカーナビと同じで、“どこに向かいたいのか”(どんな自分に
なりたいのか)ポジティブな設定をしっかりして、潜在意識の力を幸せな良い方
に使った方が絶対に得だと思います。(*^_^*)


2008年02月16日

潜在意識の中の記憶~いじめっ子の名前

催眠状態で年齢を子供の頃にさかのぼっていくと、いろいろな記憶が浮かんで
きます。

それが例え30年や40年前のことでも潜在意識の中には記憶されています。

その中で、いじめられたり意地悪をされた頃の記憶が浮かんでくることはよく
あります。
その頃に感じていた感情や感覚もよみがえってきます。

そして、その自分をいじめていた子の名前も「○○△△△君です」や「△△△
○○ちゃん」とはっきりと出てきます。
その子の口調、態度、表情や、自分自信の様子もきちんと記憶されています。

催眠状態の中では、その相手の子がどんな気持ちでいたのか、悪意があった
のか、軽い気持ちだったのか…なども感じ取れます。

その催眠状態の中で、その時に言いたかったことやどんな思いだったのかなど
を吐き出したりして解放していくのですが、それを進めていくと、だんだんいじめ
っ子の表情や態度が変化していくのです。

そして、嫌な記憶とは逆に、自分に優しくしてくれた子や仲の良かった子や先生
のこともきちんと記憶されています。(*^_^*)

相手の名前、優しい態度、笑顔、口調、その時の自分の気持ちもきちんと残って
います。

その状態を見ていて私がよく思うのは…、こんな風に、誰かが受けている催眠
療法のような思いもよらぬ所で自分の名前を語られていることがあるんだなとい
うことです。(*_*)

たとえ軽い気持ちで意地悪をしても相手が傷ついていると何年経っても残って
いて、その人の心の中に何らかの影響を与えていることがあるのです。

だから、みんなが笑顔で楽しく優しくし合えれば、潜在意識の記憶の中に温か
い笑顔の感覚が残り、それが大人になってからも無意識に温かい心の力となっ
て生きられるのになぁ~と思います。(*^_^*)
                                                                                                                                                                                                                                                        

2008年02月21日

クライアントさまからのメール(10)

Mさまより(女性) 【年齢退行療法】******************

早川様

先日は、長時間にわたっていろいろとお世話なりありがとうございました。

最近私は卑屈になって性格がゆがんできてるから、催眠とかにはかかりにくいん

じゃないかなと思ったりもしていました。

でも初めて催眠療法をうけてみて、涙がでてきたりして、なんか自分でも不思議な

感じでした。

以前の私は、あんまり人のことは気にせず、マイペースでゆったりして

いました。催眠療法を受けて、以前の私に少し戻れたような気がします。「私は私」

と思えるようになりました。

なぜ、早川さんのところへ催眠療法をうけに行ったかというと、三重県内で近いから

という理由のほかに、私より年上の女性で子供さんもいて、きっと私のことを理解し

てくれるという期待があったからだと思います。案の定いろいろ私のことをお話すると、

早川さんから「私もそうです。」という言葉を何回も聞くことができ、「私だけじゃないん

だ。」という気持ちになり、それだけでとても癒された気がしました。


**********************************


       (*^_^*)   家庭、子育て、仕事、人間関係…など、頑張ってもうまく
               いかない、どうしていいかわからない時ってありますよね。
               昔の私もそうでした。(^^ゞ
               Mさんが流されたたくさんの涙は、感情を解放するための
               すてきな涙だと思います。
               退行催眠で子供の頃に戻った時、Mさんの潜在意識が
               “子供らしく元気にしていた頃の自分を思い出させてくれた
               り、我慢していた感情を解放した”ことで、『以前の私に少
               し戻れたような気がします。「私は私」と思えるようになりま
               した。』という感覚が出てきたのは素敵なことですね。
    

2008年02月26日

夢と潜在意識 (深層心理)

眠っている時に見る夢は、潜在意識とつながっています。

その潜在意識は、“感情、感覚、記憶、想像”の分野の力を持っているので

夢はその時の心の中(深層心理)の状態が表れます。


気になっていることが夢に出てきたり…、気にしているつもりはないのに

潜在意識の中に溜まっている願望や欲求や抑圧が、物語となって表れたり、

何かの象徴する形となって表れたりします。


私自身、今の仕事をするずっと以前のウツになるもっと前のことですが…、

気分が重くなるような夢をよく見ていました。

その頃は、家庭、子育て、仕事、人間関係などいろんなことを抱え込んでいて

頑張っている頃でした。


その時に見た夢は、不思議なとがった峠を一生懸命に越えて、後ろを振り返

ると、もう今来た道にはとても戻れる状態ではなく戸惑っている夢や…、

体育館のような場所にいろんな人がいて、なぜか自分だけが真っ裸で困って

いたり…、自分を傷つけた人に対してひょんなことから、今まで言ったことも

ないようなことを怒鳴ってしまったり…、など、不安になったり、困ったり、焦っ

たりするような夢を見ていました。


その時は、“どうしてこんな夢をみるのだろう…”とよくわかりませんでしたが、

相当ストレスや抑圧を我慢していたのだと思います。


そういえば、私は高校生の時に、バレーボールを途中で断念したのですが、

無念で仕方がなかったせいか、その後何年もの間、バレーボールを練習して

いる夢を時々見ていました。

バレーボールを止めてから9年後にまたバレーをさせていただく機会に恵まれ

たのですが、不思議なことに高校生の頃よりもうまくなっていたのです。

9年間のブランクを感じないどころではなく、一瞬一瞬が昔よりスローに感じ、

いろいろな判断に余裕が持て、やりたいことがイメージに近くできるようになっ

ていたのです。

その頃は理由がわかりませんでしたが、私が見ていたバレーボールの練習の

夢は、まさに、潜在意識の中でのイメージトレーニングになっていたのです。

知らないうちに、潜在意識の中に、練習でできたイメージがしっかり組み込まれ

ていたので、自然とうまくできるようになっていたのだと思います。

これには自分でも驚きました。


それから21歳のころ、私は偏頭痛の症状があり、何度か病院に行き、診察や

検査を受けましたが、特に原因は見つからず、担当の先生は「鎮痛剤を出して

おきますから、痛くなったら飲んでください」ということでした。

その頃私は会社勤めをしていたのですが、夜見る夢は、“会社にいるときと同

じようにデスクワークをし、人間関係に気をつかっている夢”を毎晩のように見

ていて、朝起きるとグッタリ疲れていたのです。

そのまま仕事に行って疲れ…家に帰って夢の中で疲れ…という状態がとても

嫌でした。

なので、先生に思いきって夢で疲れる話をしてみたのですが、返ってきた答え

が「フッ…夢ぐらい誰でも見ますよ」 ということだけでした。

私は軽く笑われたことが恥ずかしく、そのまま帰ってきたのですが…、

あの時に先生が心の状態に気づいてくれて、それまでに溜まった抑圧やスト

レスを解放できるすべがあったら、その後の私の感情や行動は違っていて

人生も今とは違っていたんだろうなと思います。(^^ゞ


(*^_^*)でも、子供の頃からも含め、その頃の自分があったからこそ、今のこの

セラピーの仕事と出会うことができたので、結果オーライだと思います☆

今では、恐い夢や寂しい夢、不安な夢などは見ないので安心して眠れます。

時々、愛犬パグのりんごちゃんがお昼寝をしながら夢を見ているようで…、

ピクピク動きながら、モゴモゴ小さな声でワンワンと寝言を言っています。

どんな夢をみているのだろう~(*^_^*)

楽しい夢だといいな☆

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